はるのリベンジ






そして、8月18日。



京を牛耳っていた、長州藩を、会津藩と薩摩藩が追い出そうとしていた。




そして、武装をし、京都御所の門を閉鎖して、さらに、御所堺町御門に付いていた長州の警備を解任し追い払ってしまった。



八十八の変政。




以前に頂いていた、浅葱色のだんだら模様の隊服を着て、警備に立っていた。



沖田「梅ちゃん?大丈夫?」



はる「はい。大丈夫です。」



私の心は、冷え切っていた。




皆様からの説教を終えて、鉄扇で殴られた所を冷やそうと着物を脱いだ時、腕に赤く腫れ上がった時の痕が、父上の顔に付いていたものと同じだったのだ。





アイツが殴った事は、確かだ。





でも、わかったからといってすぐには動いてはいけない。



先生達の教えだ。





時を待て。





私は、復讐の時を待っている。





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