はるのリベンジ




私は、山崎さんの指示で、割木商の桝屋という店に、おなごの格好で潜入していた。



そして、山崎さんは、ここを出入りする行商人だ。



山崎「毎度でーす。」


はる「あ!鶴屋さん。いらっしゃいませ。旦那様をお呼びしますね?」


山崎「あ!尾藤ちゃん。これあげる。」



はる「何ですか?・・・あ!金平糖!ありがとうございます。では、私も、お返し。おにぎりです。」



山崎「ありがとう。うわぁ。こんなにええの?ありがとう!」



はる「いいえ。たいしたものではありません。」



そう言って、密偵報告を渡す。



しかし、ここは、本当に、長州と土佐の人が多い。



両方から近いからだよね。



そして、山崎さんは、「毎度~!」と帰って行く。




私は、山崎さんの口利きでここで住み込みで働いている。






しばらく、潜入しててわかる。




ここは、何かある。しかも、密会も多い。




さて・・・。どんな、話をしているんだろう?



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