はるのリベンジ
数日後・・・。
古高「尾藤ちゃん。、また、付いて来てくれる?」
はる「はい。」
そして、連れてこられたのは、遊郭。
芸妓さんの踊りを見ながら、酌をする。
でも、他の芸妓さんはおらず、嫌な予感・・・。
そして、結構なお酒の量を飲まされる。
しかし、大酒飲みの東行先生に酒を教わった私は、酒に強くなっていた。
古高「尾藤ちゃん。僕は、君が可愛くて仕方ない!ははは。」
酔ったな・・・。私は、尋問してみる。
はる「旦那様。桝屋は、長州や土佐の方が多いですね。藩邸が近いからですかねぇ。それとも、何かあるんですか?」
古高「ふふふ。あそこにはね、同志が集ってる。」
はる「同志?って何の同志ですか?」
まぁまぁ一献。とお酒を勧める。
すると、抱きついてくる。
はぁ・・・。でも、もう少しで聞けそう。
すると、耳に口付けをされながら囁かれる。
古高「鉄砲を大量購入したんだ。それで、一旗挙げる訳さ。」
はる「一旗ってどんな事を?」
古高「邪魔者への襲撃だ。」
はる「邪魔者って?」
古高「いるだろ?ガラの悪い狼が。」
はる「それって・・・。」
古高「あぁ。新選組だ。」
はる「でも、あそこは、剣豪揃いって・・・。」
古高「尾藤ちゃん。刀と鉄砲、どちらが強い?」
はる「鉄砲ですか?」
「正解!」と言い、頬に口付けされる。
はる「だから、鉄砲を大量購入されたのですね?」
古高「あと、もう一つ、でっかい事をするつもりさ。」
はる「それは、何ですか?」
古高「いくら、尾藤ちゃんでも、それは、言えない。ごめんね。」
そして、首筋に唇を這わせてくる。それ以上、言うつもりは無い事がわかる。
はる「でも、あの店のどこに、そんな、大量購入したものを?」
古高「倉庫の奥に藁を敷いて箱に入れてる。端から見れば、普通の材木の箱さ。」
あそこか・・・。
少し、考え事をしていると、旦那様に、押し倒される。
まずいな・・・。
古高「尾藤ちゃん。可愛いね。いい子にしてたら、悪いようにはしないから。」
そう言うと、唇を重ねようとしてくる。
はる「旦那様。止めて下さい!私は、鶴屋さんの事を、好いております。」
古高「あいつか・・・。あんな奴より、僕の方が良いに決まってる。」
何なんだ。コイツは。
はる「旦那様。勝負をしましょう!私と飲み比べをして下さい。それで、私が、負けたら、旦那様のお好きにして下さい。」
古高「よし!乗った!それじゃあ、始めよう!」
そして、飲み比べが始まるが、旦那様は、すぐ寝てしまった。