はるのリベンジ
そして、井原様と父は、島原へ行ってしまう。
私は、先に、道場に帰ってきていた。
すると、井原様が、血相を変えて帰ってきた。
井原「おはるちゃんっ!!!徳治さんが、壬生狼に捕まってもうたっっ!!!」
はる「みぶろ?」
壬生狼とは、壬生浪士組と言い、会津藩の京都守護職預かりの集団だそうだ。
京の町に上洛される、将軍を御守りするという事らしいが、町の人達からは、人斬り集団と恐れられていた。
はる「そんな・・・。では、父は・・・。」
私は、慌てて、教えてもらった壬生浪士組の屯所へ急ぐ。