はるのリベンジ
夕方になり、古高様が、恐ろしい計画を話し出した。
風の強い日に、京の町に火を付けて、そのどさくさに天子様を長州に連れて行く・・・。
はる「これだったんだ・・・。」
そして私は、山崎さんと一緒に、古高様の怪我の手当に行く。
はる「あ・・・。あ・・・。」
父上と被って見える。
はる「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
山崎「え!?お、おい。大丈夫か?おい!梅!ゆっくり息してみ!」
私をギュッと抱きしめる山崎さん。
私も、ギュッと腕を山崎さんの背中に回して、力を込める。
はる「ヤダっ!!・・・。ヤダっ!」
山崎「梅!落ち着け。・・・。っ」
涙を堪えて、山崎さんの顔を見る。
すると、山崎さんが、口付けをしてきた。
そして、ゆっくり唇を離され、抱きしめられた。
山崎「落ち着け・・・。な?大丈夫やろ?大丈夫・・・。」
そう言って頭を撫でてもらうと、何とか落ち着いた。
はる「はぁ・・・。はぁ・・・。すいません。ご迷惑おかけしました。もう、大丈夫です。ありがとうございます。」
山崎「休んでおくか?」
はる「いえ。大丈夫です。」
そして、怪我の手当てを終えると山崎さんは、土方副長の指示を仰ぎに行った。