溶けないチョコレート
四章
「原田くん!」
教室にいる原田くんはびっくりしていた。
「どうした(笑)はなちよ(笑)」
原田くんはいつものハイテンションな原田くんに戻っていた。
「私ね…。」
私が話そうとすると、
「おい晴人。皆で席外してくんねぇか?」
原田くんの取り巻きが原田くんから離れた。
「んで、どうした?」
「…優人から…俺を振ったこと後悔させてやるって…。」
「アイツどんだけ性格悪いんだよ。大丈夫俺が「私…原田くんのこと…好き。」」
「「「「「え!!!」」」」」
原田くんの取り巻きがびっくりしていた。
「お前ら耳澄まして聞いてんじゃねーよ!」
「さーせん。悠貴モテるなー(笑)」
「うるせー(笑)お前たち引っ込んでろ(笑)」
「うっす。」
「わりー。後で言って聞かせるからさ。でもさ、本当に俺でいいのか?」
「うん。守るって言ってくれて、今までのおふざけも、おふざけじゃないって分かったから。今まで適当にあしらっててごめんなさい。」
「ううん、いいんだよ。ありがとう。それなら尚更俺ははなちよを守る。」
「ありがとう…。」
私はその場で泣き出してしまった。