元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
「でも…」


「私を誰だと思ってんのよ?」


そう言ってコツンと額を叩いた。


「……あと、全部が片付いたら私戻るよ」


「えっ?!本当に?!やった!」


杏璃はぴょんぴょん跳ねて喜んでいた。


もう私はあっちには戻らない。


こっちの世界で生きていくんだ…!


私はそう決めたのだった。


「杏璃…奴らのアジトの場所を教えて」
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