元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
私は呻き声をあげ倒れている男にこれでもかと蹴りを入れた。


「はははははっ」


何故か笑いが止まらなかった。


もうボコボコにされ、動けなくなった男たち。


「ねぇ?もう終わり?」


「閃光ぉぉぉぉ!」


今まで見ていただけだった隼人が殴りかかってきた。


「ッ……」


私は隼人のパンチを敢えてよけなかった。


頬で拳を受け止めた。


「この程度?」


こんな拳、痛くも痒くもない。


「おりゃあ!!」


私は本気の右ストレートを隼人の左頬へと決めると、隼人は後ろへ吹っ飛んだ。


「いったたた…お前の強さ反則だろ!」
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