元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
学校だった。


杏璃は校門の前でバイクを止めたのだ。


「どうして…」


すると校門の影から遥が表れた。


「来い」


私は無理矢理、杏璃にバイクを降ろされた。


「桃那っ!うちは桃那に幸せになってもらいたいから♪またね♪」


そう言って手を振ると杏璃は来た道へ戻っていった。


「私は…」


その場から動くことができなかった。
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