元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
私は舞台へ出た。


観客の視線が集まる。


「可愛い~!」


「ねえねえあの子誰?」


「ドレス似合ってる♪」


観客の掴みはバッチリだった。


黄色い声援が体育館をうめ尽くしていた。


私は今まで練習した通りの演技をした。


最初は魔法にかけられるシーン。


「お前みたいな可愛くて誰からも愛される姫は、暴君とかしみんなに恐れられる姫にしてくれるわ~!」
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