元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
流石に周りの生徒達の視線が痛かった。


結局私はお姫様抱っこをされたまま中庭へと連れてこられた。


そしてやっとのことで遥は解放してくれた。


「ちょっと、遥……!」


遥に文句を言おうとした途端壁へと追いやられ、私の顔の横に腕をついていた。


遥の顔は少し怒っているように見えた。


「遥……?」


「……今まで何やってたんだよ」


「あ…ごめん…」


私は素直に謝った。
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