元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
そう思い立ち上がると、少女とぶつかってしまった。


「あ、ごめ……!」


少女は持っていた荷物を全て床にぶちまけていた。


「ぶつかってごめんね」


床にちらばった荷物を集めた。


「全然いいですの、私の方こそすみません」


少女はお人形さんのように可愛らしくペコペコと頭を下げた。


「私、栗山 奈々花(クリヤマ ナナカ)って言いますの♪どうぞよろしくお願いします」


「あ!えっと私は登坂桃那!よろしくね!」


そう言って握手を交わした。
< 20 / 207 >

この作品をシェア

pagetop