元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
その後ろ姿には見覚えがあった。
あの風に揺れるふわふわな髪の毛、そしてあの立ち姿。
「…有馬、遥…」
私は彼の名前を口に出していた。
そして考えるより先に足が動いていた。
中庭へ行くと有馬遥は私に気付いて振り返った。
「やっと、会えた……」
ずっとずっと会いたかった。
……最近は忘れていたが。
胸の鼓動が徐々に加速する。
あの風に揺れるふわふわな髪の毛、そしてあの立ち姿。
「…有馬、遥…」
私は彼の名前を口に出していた。
そして考えるより先に足が動いていた。
中庭へ行くと有馬遥は私に気付いて振り返った。
「やっと、会えた……」
ずっとずっと会いたかった。
……最近は忘れていたが。
胸の鼓動が徐々に加速する。