元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
「だ、だって私のこと助けてくれたじゃん!」


「あ~だってあれはあんたが捨て犬みたいに瀕死でそれを眺めてるのがたまらなく愉しかったからついでだよ」


ゆ、歪んでる……!


こいつ性格歪んでるよ!!


有馬遥は思い出しているのか恍惚な表情を浮かべていた。


「有馬遥が……そんな人だとは思わなかった!!いい人だと思ってたのに!」


悲しいというよりか怒りの方が大きかった。


私がそう叫んでもしれっ~とした顔をしていた。


「あんたのことなんて大嫌い!!」


「あっそ。別にあんたに好かれたいなんて思ってないし」
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