元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
有馬遥は全く興味がなさそうだった。


「うっ……」


だめよ、登坂桃那!


こんなやつに負けちゃ…!!


「………もういい、帰る」


なんだか急に悲しくなってきて私はそれだけを言うと帰ろうとした。


今まで頑張ってきた苦労ってなんだったんだろう…


すると帰り際に…


「黒髪の方が似合ってるよ」


有馬遥が私に向かってそう言ったのだった。


それを聞いた瞬間、胸がドキッとした。
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