元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
「ねえ、有馬遥って2年生の人知ってる?」


休み時間、私は奈々花と話していた。



「有馬先輩ですの?勿論知っていますの♪」


「ほんとっ?!ねえ、どんな人?」


奈々花と話しているうちに奈々花が情報通ということを知り、もしかしてと思い聞いているところだ。


「そうですね~学校1の天才で、その上スタイルもよくて顔もいいですの♪」


「他にはっ?!」


「う~ん、確かファンクラブもあるとか…女子生徒達からすごい人気があるですの」


「そ、そうなの?」


あんな歪んだ性格の人が、学校にファンクラブがあるほど人気だなんて全く思えない。


みんなきっとあの笑顔に騙されてるんだよ。
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