元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
その言葉に自分の言ったことを思い返し顔を赤くさせた。


「ち、違うわよ!勘違いしないで!」


「はいはい」


なんで有馬遥にこんな調子狂わせられないといけないのよ。


ほんと胸の鼓動がうるさい。


「じゃ」


有馬遥はそれだけ言うと校内へと戻っていった。


「優しいのか冷たいのかわかんないよ」


有馬遥の背中を見送ると私も教室へ戻った。
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