元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
「そ、そんな…先生見捨てないで!」


せっかく苦労してここに入れたのにすぐに退学だなんて…!!


「見捨てないでと言われてもなぁ~…」


担任も頭を抱え込んでいた。


「一応、夏休み中に補習があるからそれを受けることだな」


「受ければ欠点取りませんか?!」


「それは……」


担任から続きの言葉は出なかった。


「登坂……人間諦めることも肝心だ」


そう言ってグッと親指を立てられたのであった。
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