元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】
そう言って私を軽くあしらうと、有馬遥は部屋を出ていった。


「見送りもなしですか…」


少し寂しく思いながらも「お邪魔しました」とだけ言い家へと帰った。


にしてもこの宿題の量ほんと鬼じゃない?!


遥には絶対人間の血が通ってないんだよ。


「とりあえず少しだけやって今日はもう寝よう」


久しぶりにこんなに頭を使った。


お陰様でもう頭痛がする。


あ~これからこんなのがまだまだ続くと思うと涙出てくるよ~~


女子高生の夏休みってもっとルンルンでわちゃわちゃしたものだと思ってたのに!
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