小鳥遊さんの愛し方








「あの2人は俺らが背中を押しても、
お互いどうしても自分から行くのに時間がかかるんだよ。」




「でも…きっと平気だよね?」




すずが心配そうに秋斗に聞くと、
秋斗はニッと笑ってからもちろん!と言った。




「これから仲村っちたちも千尋の家に呼ぼうぜ!」




は?何その提案。
ものすっごく迷惑なんだけど。




「嫌に決まって…」




「そうだよ!5人で集まろうよ!」




「いいよ」




あぁ、俺って本当に単純だな。




秋斗も俺の変わりっぷりに笑ってるし、
何も言い返す言葉ないし。




……惚れた弱みってやつだよ。









< 112 / 157 >

この作品をシェア

pagetop