小鳥遊さんの愛し方
「あの2人は俺らが背中を押しても、
お互いどうしても自分から行くのに時間がかかるんだよ。」
「でも…きっと平気だよね?」
すずが心配そうに秋斗に聞くと、
秋斗はニッと笑ってからもちろん!と言った。
「これから仲村っちたちも千尋の家に呼ぼうぜ!」
は?何その提案。
ものすっごく迷惑なんだけど。
「嫌に決まって…」
「そうだよ!5人で集まろうよ!」
「いいよ」
あぁ、俺って本当に単純だな。
秋斗も俺の変わりっぷりに笑ってるし、
何も言い返す言葉ないし。
……惚れた弱みってやつだよ。