小鳥遊さんの愛し方





――――――




教室に着くと、遠藤くんと天咲くんと雅ちゃんがいた。




「お帰り、すず!どうだった?」




雅ちゃんがそう聞いてきたけど、私は俯いたままだから3人とも首をかしげた。




「…素直になれませんでした」




は?と言いたげな表情をする3人に、
今あったことを全て話した。




話終わると一番最初に口を開いたのは天咲くん




「それはすずが悪いだろ!
他の男にあげるのはさすがに」




「待って」




天咲くんの言葉を途中で止めた遠藤くん。




天咲くんは、なんだよ、と拗ねた。









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