小鳥遊さんの愛し方
駅までの道のりで、すずは1人悔しそうにしてる。
俺は、何事もなく安心してる。
「また今度行こうね!」
「うん」
「絶対だよ!」
「分かってる」
「はい、ゆびきり!!」
小指を出すと絡められ、
ゆーびきーりげーんまーん!と
すずの元気な歌?が始まった。
「ゆーびきった!」
「守れない約束はしないから平気」
俺がそういうと、満足そうに笑ったすず。
電車の中では案の定、寝て、
すずを送り届けてから自分の家に帰った。