小鳥遊さんの愛し方
よろこんだのもつかの間、
すずは真尋と姉さんに捕まった。
俺はというと、3人を見てるだけ。
別に入ろうとも思わないけどね。
父さんも俺と同じ感じで、母さんは片付けと夜ご飯の準備をしてた。
「どうだ、すずちゃんは」
突然隣にいた父さんにそう言われて、
ちょっとびっくりしたけど平然を保つ。
「どう、っていうのが順調かっていう質問前提で話すとしたら順調だよ」
そういうと、父さんは満足そうに頷いた。