ろーるあうと!


鏡をみて、悲鳴をあげたのはあれが最初で最後だろうな

「黒崎、ここの部署、大事だから覚えとけよ。」
先輩の声にハッとする

今は、新しい職場になれることが大事

先輩にあちこち連れていかれ、
あちこちの課に挨拶をして回った

パソコンに向かったのは
その日の午後を半分ほど回ったあとだ

弟に試作品の薬を騙されてのんだ日から
数ヶ月たち、戻らない体のために
両親と兄、怒られた弟、ミラが
私の本来の姿に戻るための薬を
作るために奔走している


私は、年をごまかし、前いた職場を無理やりやめて、
新しく試薬品会社に入社した

マイナス6歳でここまで顔が幼くなるだろーか
と、思う人もいるかもしれないが
結構違う


これから、私は、
いつ完成するかわからない薬のために
このごまかした年で
生きていかなければならくなった

< 7 / 12 >

この作品をシェア

pagetop