ろーるあうと!

「な、何かしら?」
これ以上、仕事持ってきて欲しくない

と、恐る恐る聞くと

「それ、草薙先輩の仕事じゃないですかー?」
「頼まれたんだけど?」
語尾が小さくなりつつ答えると、

「草薙さん、暇してますよねー?」

まぁ、まぁ、このこの声は高くいい感じにこれは。フロアに響く

「え。忙しいから、頼むって言われたんですけど?」
おかしい
草薙先輩を見ると草薙先輩は、資料ファイルをもち
ガタンと立ち上がった

「あ、部長おかえりなさーい!」

ちょうど、部長が、会議から戻ってきた
挨拶をした女の人のおかげか部長は
私のところにきた

「黒崎くん、どうだい、仕事は!ん?俺が草薙に頼んだやつしてるじゃないか。これ、新人が簡単にできるやつじゃないはずだがなぁ。」

ぽよんとしたお腹だが
渋めのおじ様の部長は、首をかしげた

「部長、草薙さん、ひどいんですよー。黒崎さんにー」

「くさなーぎー?こぃ!」



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