艶麗な夜華
愛華おかげで、


少しずつお客さんと会話ができるようになってきたこの頃。



「昨日のゴルフは絶好調でさぁ~」



「へぇ~いくつで回ったんですか?」



「82!」



「すご~い!たしか先週は90……4でしたよね?」



「よく覚えてたね……ん~と……」



「沙希です!」



「あっごめんごめん沙希ちゃん!」



「もちろん覚えてますよ!」



「沙希ちゃんもゴルフ始めればいいのに!」



「でも、ゴルフ用品が高くて……」



「まぁ最初はそんなに高いの使わなくてもいいと思うけど?


安いゴルフセットなら、


俺がん~と……」



「沙希です!」



「そうそう、沙希ちゃんに買ってあげてもいいけど?」



「そんな、悪いですよ!」



なんて話していると、


ボーイがあたしのところへと来る。




「沙希さんお願いします」



そしてそれは佐藤さんで。





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