艶麗な夜華
翔に呆れつつ自動販売機があるデイルームに行くと、
窓際に恭也と百合花さんの姿。
2人の後ろを通り過ぎ自動販売機のところへ行くあたしに、
窓の外を見ながら百合花さんと会話をしている恭也が気がつく筈もない。
「そろそろ部屋に戻ろうか?」
相変わらず百合花さんには優しい恭也。
「うん。あのね恭也、パパから外出許可貰ったんだけど、
それが明日なんだよね……明日は日曜日で人も多いし、
ちょっと……マズイよね……」
遠慮がちに話す百合花さん。
日曜日の明日は人出が多く、
百合花さんと一緒に居るところをお客さんに見られるのはマズイ筈……
なのに……
「明日、何処に行こうか?」
恭也の手が百合花さんの肩に触れる。
「いいの?」
「あぁ」
あたしは飲み物を買うと早々に翔の病室へ戻った。
窓際に恭也と百合花さんの姿。
2人の後ろを通り過ぎ自動販売機のところへ行くあたしに、
窓の外を見ながら百合花さんと会話をしている恭也が気がつく筈もない。
「そろそろ部屋に戻ろうか?」
相変わらず百合花さんには優しい恭也。
「うん。あのね恭也、パパから外出許可貰ったんだけど、
それが明日なんだよね……明日は日曜日で人も多いし、
ちょっと……マズイよね……」
遠慮がちに話す百合花さん。
日曜日の明日は人出が多く、
百合花さんと一緒に居るところをお客さんに見られるのはマズイ筈……
なのに……
「明日、何処に行こうか?」
恭也の手が百合花さんの肩に触れる。
「いいの?」
「あぁ」
あたしは飲み物を買うと早々に翔の病室へ戻った。