艶麗な夜華
「無理じゃないだろ?


仕事を選ばなければ」



ニヤリと笑う彼に腹が立つけれど、


文句など言えない。



「責めて2ヶ月にしてください……」



ギュッと目を閉じ頭を下げるけど、


彼は情け容赦なく言葉を吐き捨てた。



「ぬるい事言ってんなバカ」



「でもだって!!


体を売るなんて絶対に嫌だもん!!」



大きな声を出すあたしを、


彼はにらみ付ける。



「嫌なら3日以内にあの店には出て行ってもらう。


まぁ来月まで待ったところで結果は変わらないけどな。


どう考えても60万なんて金、


振り込めないだろ」



「そんな事わからないじゃん!!」



「わかる」



「なんでよ!!」



「うるせぇ声出すな。


で?どうするんだ?条件のむのか?」

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