生きて 強く
そんな立ち去る後ろ姿を見ながら海音寺くんは、私を呼び止めてきた。
「待てよ。そんな事言っても次も近付くよ」
「はあっ?」
眉間にしわを寄せて振り返ると、
海音寺くんは真顔でこっちを見つめていた。
そんな真剣な瞳から目を逸らすことが出来ず、
私達は見つめ合う形になった。
「何言ってんの?」
「お前面白いから、仲良くなりたいと思って」
海音寺くんがそう言ったところで、保健の先生が保健室に帰ってきた。
「あなた達、何見つめ合ってんの?」
見つめ合っているところを見られて、
恥ずかしくなって顔を赤くさせながら俯く。
「神月さんどうしたの? 具合悪い?」
「だ、大丈夫です!」
先生の優しい声音にますます恥ずかしさが倍増して、
私はその場から逃げるように立ち去った。
「待てよ。そんな事言っても次も近付くよ」
「はあっ?」
眉間にしわを寄せて振り返ると、
海音寺くんは真顔でこっちを見つめていた。
そんな真剣な瞳から目を逸らすことが出来ず、
私達は見つめ合う形になった。
「何言ってんの?」
「お前面白いから、仲良くなりたいと思って」
海音寺くんがそう言ったところで、保健の先生が保健室に帰ってきた。
「あなた達、何見つめ合ってんの?」
見つめ合っているところを見られて、
恥ずかしくなって顔を赤くさせながら俯く。
「神月さんどうしたの? 具合悪い?」
「だ、大丈夫です!」
先生の優しい声音にますます恥ずかしさが倍増して、
私はその場から逃げるように立ち去った。