青色下校
それから翌日
今日も彼が多目的室にいるかもしれない、
だから、あたしも彼のようにトランペットを外で奏でよう。
あたしは同じ時間に、それでも今日はトランペットを手に、家へ向かった。
~♪~♪
今日はコンクールの課題曲らしい…
この曲ならあたしも合わせられるよ…
あたしは多目的室の彼に向かってトランペットを吹きならした。
~♪~♪~♪~♪
あちらも気付いたのか、窓から顔出してトランペットを吹いていた。
あの彼の制服は、ここらの学校ではないだろう…
彼と吹いていると自然に軽くリズミカルな音を奏でれた。