Smile!
2nd contact《調査》
「……何やってるんです?」
早速調査にのりだした……筈が、この人はなぜか階段まで行って足を止めると、戻ってきてホームズを撫で始めた。
ホームズはというと、気持ち良さそうな顔をして喉をゴロゴロ鳴らしている。
猫愛好家としてはキュンとくる顔なのよね〜。
「いいか、猫ってのは独自のネットワークをもってるものなんだ」
仕事のやり方に口を挟まれたせいか、眉間の富士山がエベレストになってしまっている。
「意外と情報が集まるんだぜ?それで、ホームズの毛からそのネットワークの残留思念を読み取ってるんだ。邪魔すんな」
ムカ!
最後の一言は余計な蛇の足だった。
こっちは依頼人ですよ。い・ら・い・に・ん!
(もう!依頼料なんて限りなく値引きしてやるんだから!)
あれ?そういえば……
「なんでさっき私に触れない時点で《猫好き》なんて分かったんですか?」
「見えた」
無視かよ!
突然ホームズから手を離した六は、私に向き直るとまたぎゅうと手を握りしめてきた。
「うぉう!」とまた性懲りもなく驚く私。
男性経験の少なさは、あまりチクチク突っつかないで欲しいところだ。
早速調査にのりだした……筈が、この人はなぜか階段まで行って足を止めると、戻ってきてホームズを撫で始めた。
ホームズはというと、気持ち良さそうな顔をして喉をゴロゴロ鳴らしている。
猫愛好家としてはキュンとくる顔なのよね〜。
「いいか、猫ってのは独自のネットワークをもってるものなんだ」
仕事のやり方に口を挟まれたせいか、眉間の富士山がエベレストになってしまっている。
「意外と情報が集まるんだぜ?それで、ホームズの毛からそのネットワークの残留思念を読み取ってるんだ。邪魔すんな」
ムカ!
最後の一言は余計な蛇の足だった。
こっちは依頼人ですよ。い・ら・い・に・ん!
(もう!依頼料なんて限りなく値引きしてやるんだから!)
あれ?そういえば……
「なんでさっき私に触れない時点で《猫好き》なんて分かったんですか?」
「見えた」
無視かよ!
突然ホームズから手を離した六は、私に向き直るとまたぎゅうと手を握りしめてきた。
「うぉう!」とまた性懲りもなく驚く私。
男性経験の少なさは、あまりチクチク突っつかないで欲しいところだ。