illicit love.
 


他愛ない話をしながら
そのままドライブをする。


彼の仕事は産業廃棄物の処理を
請け負う会社の営業。


今は取引先に行くまでの
ちょっとしたあき時間。


出張でこっちにきてるから
携帯が引っ切りなしに鳴るのは
仕方ないことだった。


『もしもし、××の水野です』



となりで電話の対応とか
仕事のこなしぶりを見てたら


25じゃないんじゃない?
なんて思ったりもした。


だけど見た目が
文句なしに25だったから

あえて何も
突っ込みはしなかったけど。


 
< 13 / 23 >

この作品をシェア

pagetop