illicit love.
 


他愛ない話が続いて
それは徐々に盛り上がっていく。


彼があたしにメールをしてきたのは
唇の写メが印象的だったから。

顔がわかる写メを見せてと言われ
不思議と抵抗なく送っていた。



可愛い…!
実際モテるでしょ?!

今日逢いたいよ~!




(あはは、結局一緒?笑)


あたしは心のなかで
彼を嘲った。


結局短文で返信してくる
「ヤリ目」の奴らと
変わらないんじゃないか、って。


だからカマかけてみたんだ。


 
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