ダンデライオン
「アサちゃん、どうしたの?」
忍兄ちゃんが私の顔を覗き込んだ。
「今朔太郎からメールがきて、“急用ができたから行けなくなった”って…」
スマートフォンの画面を見せた私に、
「ああ、それは困ったね」
忍兄ちゃんが言った。
「どうしよう…」
せっかく忍兄ちゃんに浴衣をキレイに着つけてもらったばっかりなのに…。
「俺と一緒に行く?」
忍兄ちゃんが私に聞いた。
「えっ…」
戸惑ってる私に、
「今から脱ぐのはめんどくさいでしょ?」
忍兄ちゃんが言った。
「何より、アサちゃんは浴衣姿だし…」
…今、何気に心の声みたいなものが出てきましたよね?
忍兄ちゃんが私の顔を覗き込んだ。
「今朔太郎からメールがきて、“急用ができたから行けなくなった”って…」
スマートフォンの画面を見せた私に、
「ああ、それは困ったね」
忍兄ちゃんが言った。
「どうしよう…」
せっかく忍兄ちゃんに浴衣をキレイに着つけてもらったばっかりなのに…。
「俺と一緒に行く?」
忍兄ちゃんが私に聞いた。
「えっ…」
戸惑ってる私に、
「今から脱ぐのはめんどくさいでしょ?」
忍兄ちゃんが言った。
「何より、アサちゃんは浴衣姿だし…」
…今、何気に心の声みたいなものが出てきましたよね?