ダンデライオン
「ッ、あ~っ!」
両腕を大きく伸ばして、躰を目覚めさせた。
季節は6月の終わり。
今日から梅雨明けである。
「今年の夏もまた暑くなりそうね」
まぶしい太陽に向かって一言呟いた後、パジャマからポロシャツとスキニージーンズに着替えた。
腰まで伸びた黒髪を高い位置でツインテールにすると、三つ編みにした。
下のところはゴムで縛って、上のところはリボンで結ぶ。
ドレッサーの引き出しを開け、今日は何色のリボンにしようかと考えた。
「んーっ」
何気に手にした黄色のリボンに、私は今さっき見た夢を思い出した。
両腕を大きく伸ばして、躰を目覚めさせた。
季節は6月の終わり。
今日から梅雨明けである。
「今年の夏もまた暑くなりそうね」
まぶしい太陽に向かって一言呟いた後、パジャマからポロシャツとスキニージーンズに着替えた。
腰まで伸びた黒髪を高い位置でツインテールにすると、三つ編みにした。
下のところはゴムで縛って、上のところはリボンで結ぶ。
ドレッサーの引き出しを開け、今日は何色のリボンにしようかと考えた。
「んーっ」
何気に手にした黄色のリボンに、私は今さっき見た夢を思い出した。