ダンデライオン
「えっ、何で?」
私は聞き返した。
と言うか、下着を届けにきただけなんですけど。
「届けにきてくれたお礼に何かごちそうするよ」
忍兄ちゃんが言った。
「いや、ちょっと待って。
私、お父さんに忘れ物を届けに行くって言って家を出てきちゃったから」
そう言った私に、
「じゃあ、おじさんに俺とご飯を食べるからって連絡をすればいいじゃない」
忍兄ちゃんが言い返した。
「すぐ終わると思ったからケータイを持ってきていないわ。
と言うか、忍兄ちゃんは大丈夫なの?
まだ仕事じゃないの?」
そう言った私に、
「俺は今休憩に入ったところ。
ケータイなら今持ってくるから、それでおじさんに連絡をしてくれ」
「あっ、もう…」
私が呼び止めるのも聞かないで、忍兄ちゃんが早足でその場を立ち去った。
私は聞き返した。
と言うか、下着を届けにきただけなんですけど。
「届けにきてくれたお礼に何かごちそうするよ」
忍兄ちゃんが言った。
「いや、ちょっと待って。
私、お父さんに忘れ物を届けに行くって言って家を出てきちゃったから」
そう言った私に、
「じゃあ、おじさんに俺とご飯を食べるからって連絡をすればいいじゃない」
忍兄ちゃんが言い返した。
「すぐ終わると思ったからケータイを持ってきていないわ。
と言うか、忍兄ちゃんは大丈夫なの?
まだ仕事じゃないの?」
そう言った私に、
「俺は今休憩に入ったところ。
ケータイなら今持ってくるから、それでおじさんに連絡をしてくれ」
「あっ、もう…」
私が呼び止めるのも聞かないで、忍兄ちゃんが早足でその場を立ち去った。