ダンデライオン
汗ふきシートでベタベタした躰は拭けたけど、さすがに髪を汗ふきシートで拭くのは無理だから今日1日は我慢しよう。
そう思いながら普段通りに髪を縛り、Tシャツとジーンズに着替えると1階へ降りて行った。
今日は朔太郎がこない日だから、朝ご飯は私が作る日だ。
食卓に顔を出すと、
「アサちゃん、おはよう」
黒いエプロンを身につけている忍兄ちゃんがいた。
テーブルのうえに視線を向けると、目玉焼きが乗ったトーストとサラダが用意されていた。
「えっ、何してるの?」
忍兄ちゃんの両手にはフライパンとフライ返しが握られている。
「何って、朝ご飯を作ったんだよ」
そう言った忍兄ちゃんに、
「朝ご飯くらい、私が作るのに…」
私の口から思ったことが出てしまった。
そう思いながら普段通りに髪を縛り、Tシャツとジーンズに着替えると1階へ降りて行った。
今日は朔太郎がこない日だから、朝ご飯は私が作る日だ。
食卓に顔を出すと、
「アサちゃん、おはよう」
黒いエプロンを身につけている忍兄ちゃんがいた。
テーブルのうえに視線を向けると、目玉焼きが乗ったトーストとサラダが用意されていた。
「えっ、何してるの?」
忍兄ちゃんの両手にはフライパンとフライ返しが握られている。
「何って、朝ご飯を作ったんだよ」
そう言った忍兄ちゃんに、
「朝ご飯くらい、私が作るのに…」
私の口から思ったことが出てしまった。