ダンデライオン
「忍兄ちゃん、元気にしてるかしら?」
私が今持っているこの黄色のリボンは、5歳の頃に忍兄ちゃんこと浅井忍(アサイシノブ)から誕生日プレゼントでもらったものだ。
私よりも5歳年上の忍兄ちゃんは、長女の私にとって兄のように慕っていた。
忍兄ちゃんも私のことを実の妹のようにかわいがってくれた。
彼は大学卒業後は『東京カントリーホテル』のホテルマンになり、5年前から名古屋の支店で働いている。
「ああ、行けない!」
のんびりと思い出に浸ってる場合じゃなかった!
私は上のところを黄色のリボンで縛ると、自室を後にした。
私が今持っているこの黄色のリボンは、5歳の頃に忍兄ちゃんこと浅井忍(アサイシノブ)から誕生日プレゼントでもらったものだ。
私よりも5歳年上の忍兄ちゃんは、長女の私にとって兄のように慕っていた。
忍兄ちゃんも私のことを実の妹のようにかわいがってくれた。
彼は大学卒業後は『東京カントリーホテル』のホテルマンになり、5年前から名古屋の支店で働いている。
「ああ、行けない!」
のんびりと思い出に浸ってる場合じゃなかった!
私は上のところを黄色のリボンで縛ると、自室を後にした。