ダンデライオン
「何よ?」
そう聞いた私に、
「子供の頃から思ってたんだけど、俺と結婚したらアサちゃんの名前は“八束麻子”から“浅井麻子”になっちゃうんだよね。
字は違うけど、結果的には名前に“アサ”が2つ入ることになっちゃうよ」
忍兄ちゃんが言った。
「あっ…」
そうだ、忍兄ちゃんと結婚することになったらそうなっちゃうじゃないのよ!
「ねえ、忍兄ちゃん。
婿養子になる気はない?
“八束忍”の方が私的にはかっこいいと思うんだけど…」
そう言った私に、
「それは嫌だなあ。
せめてもの親孝行として、俺は浅井のままでいたいもん」
「何よそれー」
「それに“八束忍”って、何か忍者っぽくない?」
「そうかしら?」
と言うか、人それぞれのような気もする。
そう聞いた私に、
「子供の頃から思ってたんだけど、俺と結婚したらアサちゃんの名前は“八束麻子”から“浅井麻子”になっちゃうんだよね。
字は違うけど、結果的には名前に“アサ”が2つ入ることになっちゃうよ」
忍兄ちゃんが言った。
「あっ…」
そうだ、忍兄ちゃんと結婚することになったらそうなっちゃうじゃないのよ!
「ねえ、忍兄ちゃん。
婿養子になる気はない?
“八束忍”の方が私的にはかっこいいと思うんだけど…」
そう言った私に、
「それは嫌だなあ。
せめてもの親孝行として、俺は浅井のままでいたいもん」
「何よそれー」
「それに“八束忍”って、何か忍者っぽくない?」
「そうかしら?」
と言うか、人それぞれのような気もする。