狼×4+私=架空世界
*:*:*:*:*
目が天井を捉えた。
夢か現か分からぬまま、ぼーっと眺め続ける。
どうやらあの時からずっと寝ていたらしい。
外から、部屋に月明かりが差し込んでいる。
外から騒ぎ声が聞こえる。
窓を開けて少しだけ顔を覗かせると、4人が水鉄砲で遊んでいるのが見えた。
夏だとはいえ、もう日が沈んでるのに。
4人でバカみたいに叫びながら水を掛け合っている。
フウトもマシューもハヤテもメガネを外している。
…マシューとフウトはメガネ外しちゃいけないな。
やっぱり眼鏡が二人には重要だね…
あ、フウトがマシューに水風船投げつけてる。
どこから持ってきたんだろー。
幼い子供みたいにはしゃぎ合っている姿は、微笑ましく思えた。
4人は時に見せる、私にはない純粋さが好きだ。
さっきの夢がフラッシュバックした。
4人の輪の中にもう一人、先程の女の子が一緒に混ざっている姿が見えた気がした。
瞬きをしたら、もういない。
栞、だったっけ…
こんなに詳しく覚えているなんてただの夢じゃない気がする。
さっきの幼い頃のハヤテらしき男の子の目が語っていた。
あの子が好きだ、と。
ずくんっ。
また胸が痛んだ。
何だろう、変なの…
前もこんなことがあった気がする。
でも、いつだったか思いだせない。
ぼーっと考え窓からこちらを眺めている私に気づいたセシルは、こちらに手を振った。
「ユイも、一緒に遊ぼうよ!!」
私は、恋をしたのかもしれない。
目が天井を捉えた。
夢か現か分からぬまま、ぼーっと眺め続ける。
どうやらあの時からずっと寝ていたらしい。
外から、部屋に月明かりが差し込んでいる。
外から騒ぎ声が聞こえる。
窓を開けて少しだけ顔を覗かせると、4人が水鉄砲で遊んでいるのが見えた。
夏だとはいえ、もう日が沈んでるのに。
4人でバカみたいに叫びながら水を掛け合っている。
フウトもマシューもハヤテもメガネを外している。
…マシューとフウトはメガネ外しちゃいけないな。
やっぱり眼鏡が二人には重要だね…
あ、フウトがマシューに水風船投げつけてる。
どこから持ってきたんだろー。
幼い子供みたいにはしゃぎ合っている姿は、微笑ましく思えた。
4人は時に見せる、私にはない純粋さが好きだ。
さっきの夢がフラッシュバックした。
4人の輪の中にもう一人、先程の女の子が一緒に混ざっている姿が見えた気がした。
瞬きをしたら、もういない。
栞、だったっけ…
こんなに詳しく覚えているなんてただの夢じゃない気がする。
さっきの幼い頃のハヤテらしき男の子の目が語っていた。
あの子が好きだ、と。
ずくんっ。
また胸が痛んだ。
何だろう、変なの…
前もこんなことがあった気がする。
でも、いつだったか思いだせない。
ぼーっと考え窓からこちらを眺めている私に気づいたセシルは、こちらに手を振った。
「ユイも、一緒に遊ぼうよ!!」
私は、恋をしたのかもしれない。