狼×4+私=架空世界
第五章
「…ユイはそういう顔することが多い。
ってマシューが言ってたぞ。」
フウトがぼそりと呟いた。
そういう顔と言われても、自分の顔を見ている訳じゃないから分かんない。
黙っているとフウトが取り消すように言った。
「まぁ、気にすんな。
お前は楽しそうなのが一番いいんだよ。」
頭を撫で部屋を去って行った。
なんか猫みたい。
失礼かもしれないけど、童顔で猫っぽい顔立ちだし、身のこなし方も猫。
不意に猫耳を生やしたフウトが仏頂面で突っ立っている姿を想像して吹き出す。
これ、なかなか面白いかも。
フウトは黒い耳がいいな。
それか虎柄。
あれこれとフウトに耳を生やして私は一人で笑っていた。
「…何一人で笑ってんの?」
「ぎゃっ!!」
ハヤテが目をこすりながら真後ろに立っていた。
全然、気づかなかったんだけど…
ふわ~っと大きなあくびを一つすると、流し台に近づく。
ハヤテが何をしたいんだか分からずじっと見ていると食器に手を伸ばした。
「食器洗っとくから先に寝なよ~。」
「そんな、悪いよ。」
「ってフウトに言われた~。」
がくっ。
自分の意志じゃなかったのかい。
ハヤテはこういうこと言わなければいい人なのに。
いや、素直なのが取り柄なのか。
「も~ひどいよ~まるで人を抑えられない人みたいに~。」
「よっ読まないでよ私の心!!」
「あはは~ついね~つい」
ハヤテの気まぐれなんかで考えてること読まれちゃたまんないよ…
なんかペース乱されてる気がする。
「そういやさ~。」
「ん?」
「なんでフウトに耳生やしてたの?」
本当、ハヤテはなんでこういうことを言うんだろうか。
ハヤテに拳骨を落とした。
ってマシューが言ってたぞ。」
フウトがぼそりと呟いた。
そういう顔と言われても、自分の顔を見ている訳じゃないから分かんない。
黙っているとフウトが取り消すように言った。
「まぁ、気にすんな。
お前は楽しそうなのが一番いいんだよ。」
頭を撫で部屋を去って行った。
なんか猫みたい。
失礼かもしれないけど、童顔で猫っぽい顔立ちだし、身のこなし方も猫。
不意に猫耳を生やしたフウトが仏頂面で突っ立っている姿を想像して吹き出す。
これ、なかなか面白いかも。
フウトは黒い耳がいいな。
それか虎柄。
あれこれとフウトに耳を生やして私は一人で笑っていた。
「…何一人で笑ってんの?」
「ぎゃっ!!」
ハヤテが目をこすりながら真後ろに立っていた。
全然、気づかなかったんだけど…
ふわ~っと大きなあくびを一つすると、流し台に近づく。
ハヤテが何をしたいんだか分からずじっと見ていると食器に手を伸ばした。
「食器洗っとくから先に寝なよ~。」
「そんな、悪いよ。」
「ってフウトに言われた~。」
がくっ。
自分の意志じゃなかったのかい。
ハヤテはこういうこと言わなければいい人なのに。
いや、素直なのが取り柄なのか。
「も~ひどいよ~まるで人を抑えられない人みたいに~。」
「よっ読まないでよ私の心!!」
「あはは~ついね~つい」
ハヤテの気まぐれなんかで考えてること読まれちゃたまんないよ…
なんかペース乱されてる気がする。
「そういやさ~。」
「ん?」
「なんでフウトに耳生やしてたの?」
本当、ハヤテはなんでこういうことを言うんだろうか。
ハヤテに拳骨を落とした。