狼×4+私=架空世界
「ごっほん。」


しわがれた声はわざとらしく咳払いをすると続けた。



「もちろん、生身の体では超能力者たちにやられてしまう。

そこで、私から特別に、一人一個、超能力をわけ与える。

対超能力者として使えそうなものを、だ」


「え、マジで!?」



童顔の男が反応する。

神様はその男に対して厳しく言った。



「ただし、任務を与えられた際に十分に果たせなかった場合、

君たちの住むこの世界を破壊させてもらうぞよ。」


「え…?

破壊?」


「そうじゃ。当初はそのつもりじゃったんじゃが、

会合の結果、君たちに頼もうということになったのじゃ。

もちろん、能力を受け取る事に君らに拒否権はないぞ。」


しわがれた声は厳かな声でそう告げた。

それってすごく大変な気がする。

支配者に盾突くなんて、そんな…

でも、何故か他の男の人4人は目を輝かせていた。


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