狼×4+私=架空世界
「ごめんなさい。

マシューの気持ちには考えられない。」

「うん。知ってる。」


いつもと変わらない笑顔を見せたマシュー。

相手を労わる気遣いが、マシューのいいところだと思う。


「ユイは、ハヤテに伝える?」

「それは」

「伝えなくちゃ、好きなんだろ?」

「でも…私がそんなことしたら、きっと迷惑だよ…」

「そうかもな。実際、俺も今、ユイに迷惑掛けてるし。」

「別にそういう訳じゃっ…!!」

「じゃあ、いいんじゃん?

迷惑、思いっきり掛けて来いよ。


誰も、ユイのこと軽蔑したりなんかしねーよ。」



「…うん。ありがと、マシュー」
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