俺を一番に優先する彼女。
『うん、まぁそれでいいんじゃない。
君のこと全然分かんないから、とりあえず友達からってことで。ね?』
『へぁ!?と、友達…?
いいんですか?
…お、お願いします…///』
ここに照れる要素が見当たらないと思った俺は酷いのだろうな。
で、まぁ普通に優愛の猛アピールがスタートしたわけだな。
今より断然積極的だった。
『あ、あの!!
友達記念で遊びに行きませんか!!?』
顔を真っ赤にして伝えてくる。
つか、友達記念って何。
ちょっと笑えるな…。
『ななな、なんで笑ってるんですか!?わ、私は、本気で言ってるんですよ!』
あぁ、不覚。
こいつが可愛いとか思った。
『あぁ、ごめんね?
そんで、遊びに行くんだっけ?
いいよ、どうせ暇だし。
あと敬語じゃなくていいよ?
…友達だからね。』
『っ…あ、ありがとうござ…じゃなくて…ありがとう!!はやくはやく♪
日が暮れるのは早いから!』
最初の戸惑った顔は…
そうだな、遊びにいってくれることは予想していなかったのだろうな。
それから友達のところをわざわざ強調した俺も悪かったか。
でも、勘違いはしてほしくないし。