俺を一番に優先する彼女。
詮索される、覚悟はあった。
机の上に友達から押し付けられたエロ本あるし。
ま、つっても隠しといてって言われただけだし。
こんなんで勃たねーし。
そのときは素直にコレの意味を伝えようと。
恥ずかしいけど、優愛のこと考えてたら…なんて。
でも、優愛はなにも聞かなかった。
優愛を見た瞬間にそっぽをむいたのに。
気を悪くするはずなのに、怒られても酷いって言われても仕方ないって思ってたのに。
何にも。
本当に何も聞かなかった。
ただ一言。
「ごめんね。邪魔しちゃって…。」
優愛はなにも悪くないのに。