俺を一番に優先する彼女。


詮索される、覚悟はあった。


机の上に友達から押し付けられたエロ本あるし。

ま、つっても隠しといてって言われただけだし。

こんなんで勃たねーし。



そのときは素直にコレの意味を伝えようと。


恥ずかしいけど、優愛のこと考えてたら…なんて。


でも、優愛はなにも聞かなかった。



優愛を見た瞬間にそっぽをむいたのに。


気を悪くするはずなのに、怒られても酷いって言われても仕方ないって思ってたのに。




何にも。

本当に何も聞かなかった。



ただ一言。



「ごめんね。邪魔しちゃって…。」



優愛はなにも悪くないのに。

< 8 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop