風のそばで
そしてある日、バス停に彼がいた
「ごめん。待ち伏せとか。」
「普通にまた話したくて。前に言ったこと、ホントにホントに毎日後悔してさ。俺、本当に馬鹿だよね。ごめんね。」
一気に話す彼
「謝らないで」
私はこのあと、なんて言うつもりなんだろう。
「私も、会えて嬉しかったよ」
彼を慰めたつもりもないし
彼に良く思われたかったわけでもないし
彼を繋ぎ止めたかったわけでもない
あなたを裏切ったという気持ちだけはあった
あなたから責められても、言い訳など出来ない自分がいたのは確かだった
「ごめん。待ち伏せとか。」
「普通にまた話したくて。前に言ったこと、ホントにホントに毎日後悔してさ。俺、本当に馬鹿だよね。ごめんね。」
一気に話す彼
「謝らないで」
私はこのあと、なんて言うつもりなんだろう。
「私も、会えて嬉しかったよ」
彼を慰めたつもりもないし
彼に良く思われたかったわけでもないし
彼を繋ぎ止めたかったわけでもない
あなたを裏切ったという気持ちだけはあった
あなたから責められても、言い訳など出来ない自分がいたのは確かだった