風のそばで


目覚めた時

あなたの肩に窓から射した日が降り注いでいて

それをとても綺麗だと思った

触れるのも戸惑った

誰のものでもないような気がして

「おはよう」と言ってみた

「もうすこしだけ」

薄いシーツに肩が隠れた




私ももうすこしだけ

こうしていたい


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