再会
数時間後解散になった頃にはみんな
泥酔状態でタクシーに載せるのも一苦労
「来香ちゃんお酒強いね」
「割とそうですね
でも今日は結構やばいです
そういう拓郎さんだって平気そうですけど?」
「俺はこいつらのお世話を...」
拓郎さんの視線の先には
酔っ払って眠ってる3人の姿
「いつもお疲れ様ですリーダー」
「まあ、俺も好きでやってるしね
ごめんねこんな時間まで」
「いえ、私も楽しめましたし」
「後は俺やっとくから来香ちゃん
帰って大丈夫だよ」
「ありがとうございます」
「あ、そういえば来香ちゃん
○○区だよね?次桜を家まで送ってってもらえる?」
「大丈夫ですよ」
「ごめんねありがとう」
ということで次桜さんを家まで送り届けることになった
2人でタクシーに乗り込み帰路に着く
「次桜さんの家どのへんですか?」
「...んん」
「次桜さーーん
もうすぐつくんですけど...」
「...拓郎...くん?」
「拓郎さんじゃないですよ
来香です」
「あ...来香ちゃん...か」
次桜さんは相当酔っ払っている
なかなか話が通じずに困っていると
私の家の前に着いた
「とりあえず降りなきゃ」
次桜さんを連れて降りたものの
どうすればいいのか...
でも彼は芸能人だからこんなところにいて
写真でも撮られたら大変ということで
私の部屋に連れていくことにした