NEVER

そこで、亮哉の過去についての話は 終わった。

正直に暗い過去だなー、って思った。
色々なことがあったんだなー、とも。

「梨那、俺の話聞いて どう思った⁇」

「えっ、あぁ 暗いなー、とか 色々なことがあったんだなー、って思った。」

率直な意見。

亮哉は、ホッとした顔で

「そうか、同情とか しないんだな。
過去の話して、同情されなかったのなんて 初めてだよ。」

え、同情⁇
あぁー、自分が同じ立場に立ったら……みたいな⁉︎

話聞くのに、必死だったから そういう感情 なかったかな⁇
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