NEVER

「梨那ちゃん、上行くよ。」

と陽向君に手を引かれて、階段を上る。

って、さっきの人たち 私をジロジロ見てるし‼︎
まあ、私がここに来るの初めてだけど、さー。

そこまで見なくてもいいじゃん⁉︎

階段を上って、陽向君はドアに手をかけた。

「入るよ。」

陽向君は、そう言ってドアノブを回した。
< 52 / 472 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop